vs物欲に負けつづけている。『お家、見せてもらってもいいですか?』を読んだ

物欲にかてない

以前に書いた今年の重要テーマ、vs物欲だが、年明けから負けっぱなしだ。

こうも買って、売って、買って、売って、片付けてスペースを作って、買って、売って、としていると何かに取り憑かれているのかとか思ってしまうけど、自分がなにを求めてものを買っているのかわからなくなる。実際わからない。

年が明けてからは服は買ってないけど、本をたくさん買ってしまっている。本も買って読まない、読み切らないものがあるからタチが悪い。

 

今日は早く寝て早く起きることができた2回目の日だ。年が明けてからカウントして2回目。

今日は自由にできる時間があるとわかっていたので、朝から何をしようか、ブログを徘徊しながら考えていた。そうしたとき、非常に気をつけなければいけないのが「買ってよかったもの2023」の記事。

書いている人が1年間でよかったと思ったものを書くのだから、たぶん熱量があって、どうしても惹かれてしまう。えっいいじゃーんって思う。アマゾンの欲しいものリストに入れてしまう。別にそれまで欲しかったものでもないのに。

正直今の状態で衣食住には足りているから、もう何も買わなくていいはずなのに、消費行動ってほんとによくわからないなあ。このよくわからなさを言語化しないと、うまく対処できない気がする。まずは名前をつけることからしないと未知の敵は倒せないのだ。

 

今日は上に書いた通り時間があったので、久しぶりにお店に行ってお金でものを買ってみようと思い、やった。本を6冊とパジャマを買った。

本6冊重い!そしてネットではワンクリックで買ってしまう2000円の本が、裏表紙に書いてあるとすごく高いハードルのように感じる。電気屋で値札に書かれているモバイルバッテリー7000円の字を見ると、「そこまで頻繁に電池切れないし・・・」と正常な(?)ブレーキがかかった。それに、実際にお金を払って買った時の満足感も高かった。お釣りの計算を間違えて5000円札でお釣りが欲しかったところ2回も4千数百円のお釣りをもらったが。これからはできるだけ外で実際にお金でものを買おうと思い、本屋ではすぐにポイントカードを作ったし、帰ってきてから電気屋のポイントカードも探し出した。

実際に足を運んでものを買う、vs物欲に有効な手かはわからないけど、とりあえずやってみようと思う。

 

 

『お家、見せてもらってもいいですか?』などを読んだ。

などっていうのは、読んでるんだけど読みきってない本があるから読みきってない状態で感想書くのもどうなの、と思っているからなんだけど、これはきっと読み切らないと感想を書いちゃいけないって思い込みが働いてるな。ハードルを上げてるな。途中までとして感想書いてもいいんじゃないか。読み終わって感想が全然変わったら面白そうだし。

『お家、見せてもらってもいいですか?』についても、最初は読んだ記録を残す対象と認識してなかった。漫画だから。漫画の感想は書いちゃいけないと無意識に思ってたと気がついたので書きます。

感想だけど、あったかい話だった。学校で周りと馴染めない主人公が、他人に「家を見せてもらう」ことでつながりを持っていく話。

主人公が「お家見せてください」と頼みに行く人たちは、みんなちょっとクセがあるけど、結果的に主人公に優しい対応をしてる。だから主人公は家を見ることができるし、人のつながりにもなっていく。途中主人公が「家を見せて欲しいと頼んで、断られた」ことがあるということを話すんだけど、その部分は漫画には書かれない。

たぶん星野源(ほんとにたぶん、たぶん星野源)が、「ネガティブなものでも、ポジティブなものに変換して世に出す」みたいなことを言っていた記憶があって、それが体験を一回抽象化して一般化して何事にも当てはまりやすくなるポジティブなものに変換するという意味だと思ってたんだけど、『お家、見せてもらってもいいですか?』の主人公が家の観察を断られたことのように、話の主題にそぐわないから、イメージに合わないから描写しないっていうのも、ポジティブなものを発信することになるんだなというのは新しい気づきだった。物語論では当然のことなのかもしれないけど。

あと、毎話終わった後に各家の建築についての主人公が書くミニコラムがあって、建築に馴染みたいと思っている自分にはそこがすごくツボでした。

 

『書く習慣 自分と人生が変わる一番大切な文章力』を途中まで読んだ。

ほかにも読みかけなものはあるけど、これについて書いておく。

45/220ページ。

記載の中に「ちゃんとした文章になっていなくてもいい!」ということや「だれかのためにならなくてもいい!」ということが書いてあり、今の自分にはすごくありがたかった。

同じ文章やストーリーで読む人が同じ人でも刺さるタイミングと全然ひびかないタイミングがある。

 

終わり